高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施
「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律」が令和2年4月に施行され、国により、市町村が「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」を推進するための整備が整えられました。
和光市においても、人生100年時代を見据え、ふるさと和光で生涯を通じて健康で自立した生活を送るための支援として以下のとおり取り組んでいます。
事業概要
高齢者の保健事業と介護予防の一体的に実施していくため、和光市では令和2年度より管理栄養士や歯科衛生士が事業対象者のご自宅や通いの場に訪問し、健康相談などを行う「専門職(管理栄養士・歯科衛生士)訪問・相談事業」および市内施設での健康講座を実施しています。
事業の名称
事業の正式名称は「専門職(管理栄養士・歯科衛生士)訪問・相談事業」ですが、対象者が事業をイメージしやすく、又、親しみを持っていただけるように、「お口と食事の訪問相談」と称してご案内しています。
事業の実施方法
高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)
管理栄養士及び歯科衛生士が対象者1人あたり3回ご自宅を訪問し、栄養状態や口腔機能について専門的な観点から相談を受けたり、アドバイスを行います。
なお、対象者は、 市が抽出したフレイルや生活習慣病の重症化のリスクを有する方としています。
対象者には、例年7月頃から委託業者より通知を発送し、後日、電話にて事業の説明や、訪問する日程の調整を行います。
栄養講座(ポピュレーションアプローチ)
市民の生活習慣病の予防や健康意識の向上を目的として、栄養士が日常生活圏内(南・中央・北地域)の公民館等の施設で、栄養に関する座学と調理実習を開催します。
対象者は市内在住の65歳以上の住民です。講座は1回の参加につき3日間の構成となり、低栄養予防や生活習慣病の予防に関する知識を深める機会となります。
加えて、調理実習や実習後の会食を通じて、より多くの高齢市民に健康増進の場を提供することを目的としています。
フレイルとは
フレイルは、英語の「Frailty(フレイルティ)」が語源で、日本語では「虚弱」、「脆弱」などを意味します。フレイルは、加齢とともに心身の活力が低下し、さらに病気などが加わることによって生活に支障がでている状態ですが、一方で適切な介入・支援により、心身の機能の改善や生活の質の向上が可能な状態でもあります。
このページに関するお問い合わせ
健康部 保険年金課 年金後期高齢者医療担当
〒351-0192 和光市広沢1-5 市役所1階
電話番号:048-424-9151 ファクス番号:048-463-8815
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