まちの見聞特派員レポート 広報わこう令和4年9月号掲載記事

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ページ番号1007555  更新日 2024年1月18日

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広報わこう9月号の紙面で紹介しきれなかった商品情報など詳しい取材内容を掲載しています

巻チョコレートの全国シェアは驚異の90%以上!名脇役!?いや、もはや主役級のチョコレート

まちの見聞特派員

森田 美樹

「巻チョコレート」をご存知でしょうか。勝手ながら、和光市民にはぜひ知っておいてもらえたら嬉しい、と個人的には思っています。「巻チョコレート」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、ケーキやパフェ、アイスクリームなどのデコレーションでおなじみの、あの棒状のチョコレートを誕生日やクリスマスなどで食べたことがある人も多いのではないでしょうか。その巻チョコレートの全国シェア90%以上を誇る会社が白子にあります。巻チョコレートは一流ホテルや有名ケーキ店などでも使用され、メディアでも取り上げられているので、「観たことがある!」という人もいるでしょう。
その巻チョコレートを製造販売して45年の『たちばな』。パティシエとしても活躍した吉田 武久会長の技とチョコレートに対する真摯な姿勢、そしてたゆまぬ好奇心と探求心が巻チョコレート製造の機械化を成功させることにつながったのです。もちろん形状だけではありません。「たかが飾り」というなかれ!味にもこだわる会長は原材料を追求し、純度の高い上質のチョコレートを使用した巻チョコレートを完成させたのです。

「百聞は一見に如かず」ということで、吉田 久美子社長に自慢のチョコレートをいただきました。ひと口食べただけで今までの「ケーキの飾り=脇役」というイメージが払拭されました。「おいしい!!」思わず心の声が出てしまいました。チョコレートは工場で直売しています。そのおいしさに、リピーターが足繁く通うというのも納得です。自宅用の場合はおやつやお酒のおつまみに購入する人が多いとか。また、地元・和光市の手土産として帰省時などに購入する人も。
そんなたちばなの代名詞とも言える巻チョコレートの定番は5種類。ほろ苦いチョコレート、チョコ地にホワイトチョコのストライプ、その逆にホワイトチョコ地にスイートチョコのストライプ、抹茶、そしてモカ(コーヒー味)です。
巻チョコレートはとても細くて繊細なので、ポキッと折れるのでは!?と思っていましたがしっとりとして適度なやわらかさがあり、チョコレートの甘さは控えめでしつこくありません。
モカはカカオのほろ苦さがクセになり、コーヒー好きにはぜひ味わってほしいです。抹茶は洗練された抹茶特有の鼻に抜ける香りが心地良さと落ち着きを与えてくれます。後口の余韻も感じてほしい。もはや、「ケーキのデコレーション用チョコレート」ではもったいないほど主役級の味わいです。

さらに、こだわりのチョコレートは巻チョコレートだけではなかったのです!それが、アーモンドチョコレート「Pierre(ピエール)」とオレンジピールをチョコでコーティングした「Moonish(ムーニッシュ)」です。「アーモンドチョコレートは日本一だと思っています」とその味わいにゆるぎない自信を見せる久美子社長の言葉。その言葉に興味津々で早速ひと口。確かに今まで味わったことのない食感にちょっと混乱してしまいました。
たちばなでは厳選したアーモンドをフライパンでローストして香ばしさを最大限に引き出しています。それを今度はキャラメリゼし、上質のビターチョコレートで丁寧にコーティングしていくのです。これにはかなりの手間暇が掛かっています。アーモンドをオーブンで焼き上げ、チョコレートを一気に掛けて大量に作ることも多いので、そこから考えてもかなりの労力がかかっていると言えるのではないでしょうか。カリっとした小気味よい音と食感は健在。そして何より不思議なのが実に軽い。軽いのにアーモンドとチョコレートのコクはそのままで、素材の良さが際立っています。
もう一つはオレンジピールをチョコレートでコーティングした「「Moonish」。こちらもひと口食べてほしい。今までの固定観念が払しょくされます。オレンジピールを使ったチョコレートはピールが少し硬めでグラニュー糖がたっぷりまぶしてあるものが多く、甘くて舌触りがザラッとするものが多いように思います。それをチョコレートでコーティングするのだから、より甘くなり、ピールが硬いので噛んでもずっと口の中に残っています。しかし、たちばなは全く違います。フランス産のオレンジピールは半生という感じで、しっとりしています。舌触りも滑らかで甘さもしつこくありません。砂糖の甘さというよりは柑橘特有の甘酸っぱさです。一番驚いたのは、それを口の中に入れて噛むうちに、スーッとなくなっていくのです。でも余韻は深く、爽やかな酸味と上質なビターチョコレートの甘さがいつまでも心地良いのです。
とにかく一度食べてみてほしい、ただそれだけです。どんな説明より自分の舌で確かめてほしい。

たちばなの原点である巻チョコレート。
会長の飽くなき探求心とパティシエとしての素材や工程、質にこだわる信念がこんなにもすばらしい「銘菓」を生んだことを、和光市民として勝手ながら誇りに思っています。これを読んで気になって今すぐにでも買いに行きたくなった読者もいるのでは・・・いや、いてほしい。もう「ケーキの飾り」なんて言わせません!「巻チョコレート」は確立されたスイーツのジャンルです。

株式会社たちばな

写真:たちばなのチョコレート

白子1-29-10 イーストビル
電話/048-464-0673
営業時間/9時00分~17時00分
定休日/土曜・日曜・祝日

商品情報

  • 巻チョコレート(8センチ13本) 350円
    • スイート
    • ホワイト
    • 抹茶
    • モカ(コーヒー)
    • ストライプ(スイート地にホワイトのストライプ)
    • 白樺(ホワイト地にスイートのストライプ)
    • 大BOX5種類セット 1,800円
  • Pierre 1,500円(100g・30粒くらい)
  • Moonish 1,800円(100g・24~25本)

在庫がない場合があるため、電話予約がおすすめ!

このページに関するお問い合わせ

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