まちの見聞特派員レポート 広報わこう2023年12月号掲載記事
想いの詰まった体操服~白子小学校創立150周年記念プログラム~
今年の夏は高温の日が続き、厳しい日差しから身を守ることの重要性を強く認識した季節だったと思います。
和光市の一部の小学校では、学校指定の制帽や体操服を紫外線や暑さ対策のものに変える動きがあります。
白子小学校では来年の創立150周年記念プログラムとして、4年生が紫外線を防ぐなど様々な機能を持った服について4回の特別授業を通じて学び、みんなの意見が詰まった新たな体操服のデザインを考え、プレゼンテーションが行われました。
この事業をサポートしたのは日本唯一のUV対策ブランド「エポカル」を作っている和光市内の株式会社ピーカブーです。4年生は、特別授業の中で、ピーカブーの松成社長から、「紫外線対策の正しい知識」特に子どもは、幼少期に受けた紫外線が後に皮膚や眼の病の要因になりやすいこと、「物作りのために必要なこと、考えるべきこと」を学習しました。
その後、自分たちで体操服のコンセプトとデザインを出し合いました。例えば、新入生が楽しく元気に着られるもの、陸鷲の桜(白子小シンボルツリー)をイメージしたものなど、子どもらしい自由な発想と学校への想いがいっぱいのアイデアが盛り込まれていました。
松成社長は、「子どもたちがデザイン参画することで、自分でつくる楽しさを知り、物を大切にすることに繋げてもらいたい」と語ります。佐野校長も「ものづくりで他の人に喜んでもらえた体験が子どもたち自身の将来につながり、夢を持った仕事ができる大人に繋がるキャリア教育になれば」と話していました。
体操服は既に完成、10月にお披露目会のファッションショーも行われました。来年4月の白子小の新入生は安全で快適な帽子と先輩の想いが詰まった体操服で健やかな学校生活を送ることでしょう。


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