麻しん、風しんの流行に注意しましょう

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ページ番号1004255  更新日 2024年3月4日

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麻しんの感染者が増加しています

麻しんは、麻しんウイルスによる感染症です。

空気感染が主な感染経路ですが、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染など、非常に感染力の強いウイルスです。

麻しんに対する免疫を十分に持たない人が感染した場合、ほとんどは発病し、発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する4日前から発疹消失後5日くらいまでといわれています。

なお、感染力が最も強いのは発疹出現前の期間です。

重症化に至ることも少なくない注意すべき疾患で、有効な治療薬はありませんが、ワクチンで予防することができます。

海外で麻しんが流行しています

海外において、麻しんの流行が報告されており、特にヨーロッパ地域における症例報告数が急増し、入院を要する重症例や死亡例も確認されています。
また、訪日外客数が多い地域である東南アジア地域についても、世界的に麻しんの症例報告数が多い地域の一つとなっています。

海外渡航をされる方は、
海外に行く前

  • 麻しんの予防接種歴を⺟⼦健康⼿帳などで確認しましょう
  • 2回接種していない方は、予防接種を検討してください

帰国した後

  • 発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状)に注意しましょう

麻しんの症状

免疫を持たない人が感染している人に接触すると、ほぼ100%の人が感染します。

典型的には約10~12日間の潜伏期間の後、38℃程度の発熱及び風邪症状が2~4日続き、その後39℃以上の発熱とともに発疹が出現します。

主な症状は、発熱・発疹の他、咳、鼻水、目の充血などです。

また、合併症として、肺炎、中耳炎、稀に脳炎、失明等があり、肺炎や脳炎は重症化すると死亡することもあります。

麻しん風しん予防接種(定期接種)を受けましょう

特に麻しん(はしか)は特効薬や特別な治療法がありませんから、予防が大切です。
予防方法は、ワクチン接種で免疫をつけておくことです。
下記に相当する年齢の対象者は、『麻しん風しん混合(MR)ワクチン』が、定期接種(無料)として設けられています。

  • 第1期・・・1歳になったらすぐ(~2歳の誕生日の前日までに)1回接種
    ※お知らせ・予診票は10か月健診の通知に同封しています。
  • 第2期・・・幼稚園、保育園で年長に相当する年度(4月1日~翌年3月31日まで)に1回接種
    ※標準的な接種時期は、対象年度の4月~6月

各期の該当者で、麻しん風しんの予防接種を済ませていない方は、早めに予防接種を受けましょう。
麻しん風しん予防接種については、定期予防接種のページもご参照ください。

注意

定期接種の年齢に該当しない人は、任意接種(有料)となります。
免疫があるかどうかの検査や、任意の予防接種の実施及び料金については、医療機関によって異なります。

希望される方はご自身で医療機関に直接ご相談ください。

風しん(3日ばしか)とは

風しんは、風しんウイルスによる感染症です。

患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染が主な感染経路です。その他、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染もあります。

周囲に感染させる期間は、発疹の出現する前後の1週間程度といわれています。

また、妊娠初期に風しんに感染すると、母親から胎児へ胎盤を介して感染し、先天性風しん症候群を起こすことがあります。

特別な治療法はありませんが、ワクチンで予防することができます。

風しんの症状

通常2~3週間の潜伏期間の後、発熱、発心、リンパ節の腫れが出現します。発熱は約半数にみられる程度で、感染しても症状が出ない場合もあります。

基本的に予後は良好ですが、稀に関節炎や血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を起こすことがあります。

先天性風疹症候群とは

妊娠中の女性が風疹に罹ると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障がいを先天性風疹症候群といいます。

先天性風疹症候群をもった赤ちゃんがこれらすべての障がいをもつとは限らず、これらの障がいのうちの一つか二つのみを持つ場合もあり、気づかれるまでに時間がかかることもあります。

妊娠中の女性が風しんにかからないことが重要ですので、妊婦以外の方が妊婦に風しんをうつさないように気を付けましょう。

埼玉県では風しん抗体検査事業を実施しています。

妊娠中の女性は特に、先天性風疹症候群を予防するために、風しんにかからないようにする必要があります。

埼玉県では、主に妊娠を希望される女性やその夫を対象に、風しんの抗体検査を実施しています。

詳しくは埼玉県の風しん抗体検査事業についてのページをご確認ください。

昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性は市が実施する検査事業を受けることができます

この年代の方については過去に公的な接種機会がなかったため、令和6年度末まで機会が設けられています。

以下のページをご確認ください。

このページに関するお問い合わせ

健康部 健康支援課 保健予防担当
〒351-0106 和光市広沢1-5-51 健康増進センター
電話番号:048-465-0311 ファクス番号:048-465-0557
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。