施設のライフサイクルコストの低減
ライフサイクルコスト(LCC)とは
ライフサイクルコスト(Life cycle cost)とは、建物にかかる生涯コストのことです。つまり、建物の企画・設計費、建設費などの初期投資(イニシャルコスト)と、保全費、修繕・改善費、運用費などの運営管理費(ランニングコスト)及び解体処分までの「建物の生涯に必要な総費用」のことを意味します。
また、建築物のライフサイクルコストの構成を調べてみると、建設費等のイニシャルコストは氷山の一角に過ぎず意外に少ないものです。
出典:『改訂 建築物のライフサイクルコスト』
財団法人建築保全センター 編集・発行/財団法人経済調査会 発行
長寿命化
公共施設は、常に安全で快適に使われていくことが重要です。一方、これまでの公共建築物は、建築後30~40年すると用途変更とともに取り壊わされ、そして新築する(スクラップ・アンド・ビルト)といったことが多く繰り返されてきました。
しかし、財政負担の軽減や地球環境への配慮から、今ある建物を大切に保全し、安全性や快適性を持続させることが大切であり、これはライフサイクルコスト削減の観点からも重要なことです。
構造種別 |
目標耐用年数(年) |
備考 |
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|
65・100 |
コンクリートの強度により異なります。 |
鉄骨造 |
65 |
|
木造 |
45 |
|
コンクリートブロック造 |
45 |
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