マンション管理適正化推進計画

和光市マンション管理適正化推進計画

「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」に基づく「和光市マンション管理適正化推進計画」を令和7年6月に策定しました。

• 和光市マンション管理適正化推進計画 （PDF 8.4MB）

1．計画の背景と目的

　和光市では、令和6年1月現在で172棟の分譲マンションが存在し、人口約8万人（約4万世帯）のうち24.5%がマンションに居住しています。この割合は埼玉県内でも高く、今後も増加が見込まれます。
マンションは複数の所有者が共同で管理するため、合意形成や多様な価値観の調整、専門知識の必要性など、管理運営に多くの課題があります。特に、マンションの高経年化と区分所有者の高齢化が進む中、管理組合の機能不全や資金不足が懸念されています。これにより適切な修繕が行われないと、居住環境や周辺環境の悪化を招く可能性があります。
　こうした背景から、令和2年に「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」（以下「マンション管理適正化法」といいます。）が改正され、国や地方公共団体による管理適正化の方針や計画が進められています。
　和光市では、マンション管理士による相談会やNPO法人による情報交換会を実施しており、令和6年度には市内全てのマンションを対象に調査を行い、多くの管理組合のご協力のもと実態把握を行いました。
　今回この調査を基に、管理適正化に向けた積極的な取り組みを進めていくため「和光市マンション管理適正化推進計画」を策定しました。

2. 計画の期間

令和7（2025）年度～令和16（2034）年度（おおむね10年間）

3．マンション管理計画認定制度

　マンションの適正な管理を促進し、将来的な管理不全の予防を図るため、管理組合の運営・管理規約・管理組合の経理・長期修繕計画などが一定基準を満たす場合に、市の認定を受けることができる「和光市マンション管理計画認定制度」を令和7（2025）年10月に開始する予定です。

　認定を受けたマンションについては、市場価値の向上が期待できるほか、固定資産税の特例措置や融資の金利引き下げなどが利用できます。