咽頭結膜炎(プール熱)

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ページ番号1009792  更新日 2024年1月29日

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咽頭結膜熱の流行警報が発令されました

令和5年11月15日、1医療機関(定点)あたりの報告数が国の定める基準値(3人)を超え、埼玉県から咽頭結膜熱の流行警報が発令されました。

警報が発令されるのは、統計のある1999年以降初めてのことです。

今後、更なる感染拡大の恐れがあるため注意が必要です。

咽頭結膜熱の感染を予防するためには、流水や石けんによるこまめな手洗いや、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおうなどの咳エチケットがポイントです。

また、患者との密接な接触は避け、タオルの共有はしないようにしましょう。

【咽頭結膜熱】とは

アデノウイルスによる発熱、咽頭炎及び結膜炎を主な症状とする急性感染症で、潜伏期は5~7日といわれています。

感染力が非常に強く、感染経路は咳やくしゃみによる飛沫感染が主ですが、タオルを共有することでも感染することがあります。

また、夏にプールの水を介して流行することが多く、プール熱とも呼ばれていますが、冬に流行することがあります。

ウイルスの種類はアデノウイルス3型が主で、他に1,2,3,4,5型など多様な型が原因となります。

咽頭結膜熱を広げないために

マスクの着用等普段からの咳エチケットの励行

咽頭結膜熱は飛沫感染するため、飛沫を浴びないようにすれば感染する機会は減少します。

このため、普段からマスクの着用等、以下の咳エチケットを心がけてください。

  1. 咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
  2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
  3. 手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗うこと等

外出後の手洗い等

咽頭結膜熱は接触感染するため、流水・石けんによる手洗いは、手指など体についたウイルスを物理的に除くために有効な方法です。

ただし、アデノウイルスはインフルエンザウイルス等と違い、アルコールによる消毒効果は弱いとされています。

また、ウイルスが体内に入らないように、むやみに目や口に触れたり、こすったりしないようにしましょう。

患者との密接な接触を避ける

家族や周囲の人がかかった時は、患者との密接な接触は避け、タオルの共有はしないようにしましょう。

十分な休養とバランスの良い食事

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心がけましょう。

発熱や体調不良の時には

  • 早めに医療機関を受診しましょう。早めの対処が早い回復につながります
  • 安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です
  • 水分を十分に補給しましょう
  • 同居人がいる方は、家庭内でもマスクをつけるようにしましょう

参考

このページに関するお問い合わせ

健康部 健康支援課 保健予防担当
〒351-0106 和光市広沢1-5-51 健康増進センター
電話番号:048-465-0311 ファクス番号:048-465-0557
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。