妊娠中に注意が必要な食中毒菌がいます!

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ページ番号1004625  更新日 2024年1月26日

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『リステリア菌』の特徴

リステリア菌は、動物の腸管内や土や砂、水の中など自然環境に広く存在しています。

食品を介して感染する食中毒菌で、冷蔵庫内(4℃)や10%程度の塩分濃度でも増殖します。
健康な成人では非常に多くのリステリアを摂取しなければ発症することはほとんどなく、発症しても軽症で自然に治るとされていますが、妊娠している方や高齢者、疾患等で免疫が低下している方は、少量のリステリアでも発症し、髄膜炎や敗血症、中枢神経系症状など重症化することがあります。
また妊娠中の方は、妊婦さん自体は症状が軽いことが多いですが、胎盤を介して赤ちゃんに感染し、流産や生まれた新生児に影響が出ることがあるため、注意が必要です。

イラスト:胎児

注意が必要な食品例

冷蔵庫に長期保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は食中毒の原因となります。

  • 未殺菌乳、ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱殺菌していないもの)
    ※プロセスチーズ(スライスチーズなど)は製造過程に加熱工程を含むため、リステリアのリスクは低くなります。
  • 肉や魚のパテ
  • 生ハム
  • スモークサーモン

家庭での予防方法

  • 冷蔵庫を過信せず、冷凍庫で保存する。
  • 期限内に食べきるようにし、開封後は期限に関わらず速やかに消費する。
  • 加熱してから食べる。
    他の食中毒菌と同じように加熱することで予防できます。
  • 生野菜や果物などはよく洗ってから食べる。

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このページに関するお問い合わせ

健康部 健康支援課 保健予防担当
〒351-0106 和光市広沢1-5-51 健康増進センター
電話番号:048-465-0311 ファクス番号:048-465-0557
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。