平成30年度河川水質調査結果及び水生生物調査結果

市内3河川(白子川・越戸川・谷中川)の水質調査結果と越戸川の水生生物調査の結果をお知らせします。

なお、越戸川と谷中川には、環境基準の類型基準は指定されていないため、参考として流入先である新河岸川の環境基準値を用いて比較しました。

検査実施日は5月、7月、10月、11月、2月です。

項目別水質測定結果

pH(水素イオン濃度)

• 白子川では、芝屋橋と白子橋において、環境基準の超過が見られました。芝屋橋では5月、7月に環境基準超過のアルカリ性の値を示し、年間での適合率は60％、白子橋では5月、7月に環境基準超過のアルカリ性の値を示し、適合率は60％でした。水道橋では、年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。
• 越戸川では、全ての地点で年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100％でした。
• 谷中川の地蔵橋では、5月、7月に環境基準超過のアルカリ性の値を示し、適合率は60％でしたが、浅久保橋では、年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。

BOD(生物化学的酸素要求量)

• 白子川の芝屋橋及び白子橋では2月に環境基準の不適合がみられ、年間の適合率は80%でした。水道橋では、7月及び10月に環境基準超過が見られ、適合率は60%でした。
• 越戸川では、土橋及び越戸橋で、2月に環境基準に不適合がみられ、年間の適合率は80%でした。赤池橋は年間の適合率は100%でした。
• 谷中川の浅久保橋では、2月に環境基準の不適合がみられ、年間の適合率は80％でした。地蔵橋については年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。

SS(浮遊粒子状物質)

• 白子川の芝屋橋及び水道橋では年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。白子橋では2月に環境基準の不適合がみられ、年間の適合率は80％でした。
• 越戸川の土橋及び越戸橋は2月に環境基準の不適合がみられ、適合率は80％でした。赤池橋については年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。
• 谷中川では全ての地点で年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。

DO(溶存酸素量)

• 白子川の芝屋橋及び白子橋では年間を通して環境基準を満たしており、年間の適合率は100%でした。水道橋では7月に環境基準の不適合がみられ、年間の適合率は80％でした。
• 越戸川及び谷中川では全ての地点で年間を通して環境基準を満たしており、適合率は100%でした。

表1　水質測定結果(年間平均値)

白子川

	芝屋橋	白子橋	水道橋
pH(基準値) (C類型：6.5以上8.5以下)	8.4	8.3	7.3
BOD(基準値) (C類型：5mg/L以下)	3.0	3.0	5.4
SS(基準値) (C類型：50mg/L以下)	11	19	11
DO(基準値) (C類型：5mg/L以上)	11.6	11.0	6.2

越戸川

	土橋	越戸橋	赤池橋	谷中川合流地点
pH(基準値) (C類型：6.5以上8.5以下)	7.3	7.2	7.5	8.3
BOD(基準値) (C類型：5mg/L以下)	2.4	3.7	1.2	1.5
SS(基準値) (C類型：50mg/L以下)	14	21	1	1
DO(基準値) (C類型：5mg/L以上)	7.5	10.1	9.5	10.6

谷中川

	浅久保橋	地蔵橋
pH(基準値) (C類型：6.5以上8.5以下)	7.5	8.4
BOD(基準値) (C類型：5mg/L以下)	1.8	1.9
SS(基準値) (C類型：50mg/L以下)	5	2
DO(基準値) (C類型：5mg/L以上)	9.3	10.0

※　市内3河川の水域類型の指定状況は、白子川が全地点とも「生活環境に関する環境基準(C類型)」、越戸川及び谷中川は全地点とも指定なしとなっています。参考として、越戸川及び谷中川の基準値は流入先である新河岸川(C類型)を用いました。

水生生物調査結果(越戸川)

魚類調査結果

• 赤池橋付近では、アユ、ウキゴリ、ヌマチチブの3種が確認されました。
• 東和橋下流付近では、バラダナゴ属の一種、モツゴ、カダヤシ、ウキゴリ、マハゼ、ヌマチチブの6種が確認されました。

越戸川で見つかった魚たち

過去の河川水質調査及び水生生物調査結果について

• 河川水質調査結果及び水生生物調査結果