【第5回】和田あきさん・和田はなさん:女流棋士姉妹

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ページ番号1001896  更新日 2024年1月24日

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プロフィール

和田あきさん(22歳)

写真:和田あきさん

1997年11月14日生、北海道札幌市出身。

幼少期から和光市で育ち、和光市立第三小学校、大和中学校卒業。

2014年に女流3級でデビュー。同年8月に女流2級に、同年11月に女流初段に昇格した。

藤倉勇樹五段門下。

和田はなさん(18歳)

写真:和田はなさん

2002年1月14日生、和光市出身。

和光市立第三小学校、大和中学校に入学後、中学校2年生から3年間アメリカへ渡る。

2011年に研修会入会。2014年に女流アマ名人戦で優勝。2020年9月1日付で新女流棋士(女流2級)に。

藤倉勇樹五段門下。早稲田大学在学中。

表敬訪問の様子

9月8日(火曜日)、市内在住の女流棋士和田あきさん、和田はなさん姉妹が松本市長を表敬訪問されました。

「夢」と「希」と書かれたサイン入りの色紙を市長に手渡し、9月1日付ではなさんが女流棋士に認定された報告と、今後の抱負を語られました。

表敬訪問後はアマチュア三段の市職員と対局し、プロの見事な腕前を披露されました。

写真:サイン入りの色紙を市長に手渡す様子

写真:市職員と対局する様子

インタビュー

将棋を始めたきっかけ

(あきさん)父、兄が将棋を指しているのを見て自分もやってみようと思い、5歳のときに将棋を始めました。父は将棋が好きで、頭の体操として、まず兄に将棋をやらせてみようと思ったようです。

(はなさん)私は、父や兄・姉が将棋を指しているのを見て育ち、自然に将棋のやり方を覚えました。

プロを目指そうと思ったきっかけ

(あきさん)幼稚園年長から子ども将棋教室に通っていた際に在籍されていた女流棋士(高橋和さん。現在は引退し、将棋の普及活動を行っている。)の方に憧れて、何となく「プロになりたいな」と思い始めました。教え方がとても良く、やる気にさせてくださったんだな、と感謝しています。

(はなさん)私も同じく幼稚園児の時から子ども将棋教室に通い始めて、女流棋士の先生が何人かいらっしゃり、その方々に憧れてプロを目指そうと思いました。

プロになるまでの道程

(あきさん)子ども教室を卒業してから、プロになるための養成機関(研修会)に入り、規定の成績を上げることでプロの女流棋士となりました。

女流棋士としての普段の活動

(あきさん)対局のほかに、研究会(棋士同士での勉強会)、指導対局(一般の方に将棋を教えながら対局)、TV出演などがあります。

(はなさん)大学生活との両立ですが、これから同じような活動をしていければいいな、と思います。

日々の練習

(あきさん)常に相手がいて対局できるわけではないので、自分で勉強する時間が多いです。他の棋士が指したデータを自分で盤の上に並べて再現したり、自分ならどう指すかと研究したりの繰り返しです。作戦を練るために、コンピューターソフトを活用したりもします。

(はなさん)私も同じようなかたちで日々練習しています。

姉妹で対局したり、アドバイスしあうことは

(あきさん)姉妹対局もやることはありますが、あくまでも遊びでやるような感じです。姉妹で対局すると真剣に指すというよりは心理戦っぽくなってしまいます。自分にとってありがたい手を「この手おすすめだよー」などと言いながら指したりもします(笑)。

姉妹でアドバイスしあうことはあまりないですね。お互い我が強いですし、それぞれの考えがあるので、アドバイスすると言い返して…、になってしまいますね(笑)

これまで将棋を続けられた理由は

(あきさん)これまでの対局において、負けてしまう時もたくさんありましたが、次の対局ではどうやったら勝てるだろうか、と考える繰り返しでした。そして、気が付いたら今になっていた、という感じです。

(はなさん)父の転勤の関係で、中学校2年生から3年間アメリカに行っていたのですが、そのときはほとんど将棋をやっていませんでした。けれども、ほかにやることもなく、ふと将棋をまたやってみたときに、「楽しいな」と思い、将棋を再開し、これまで続けることができました。

将棋の魅力について

(あきさん)5歳で将棋を始めた時は、将棋のルールが分かるか、分からないかくらいでしたが、自分の母と対局したら勝つことができました。5歳の子どもでも大人に勝てる、年齢・性別関係なく楽しめるところが将棋の魅力だと思います。

(はなさん)将棋にはたくさんの手があるので、多様な可能性があるところが魅力だと思います。他の人がどのような手を指すのかを読んでいくのが楽しいです。

これまでの対局で印象的なエピソード

(あきさん)女流棋士になってすぐのときに、挑戦者決定戦であと1回勝てばタイトル挑戦、という場面がありました。その時の対局では残念ながら負けてしまい、タイトル挑戦が叶いませんでした。当時は深く考える余裕もなかったのですが、その後よく考えたらあの時は悔しかったな、と思います。

(はなさん)中学校1年生のとき出場した全国大会の決勝戦のときに、駒を指す時間制限残り5秒、というタイミングで、次指そうと思っていた駒を誤って床に落としてしまい、時間がなく違う駒を指さざるを得なかった結果、負けてしまったことがありました。そのときはとても悔しかったです。

今後の目標

(あきさん)将棋の勉強をたくさんして、まずは対局で結果を出して、女流棋士として活躍したいです。

(はなさん)まずはタイトル戦に出たいです。また、アメリカに住んでいた経験を活かして、海外への普及活動も今後やっていきたいです。

趣味や好きなことを教えてください

(はなさん)野球観戦が好きです。応援しているチームは読売巨人軍です。試合を見に行くのは年に数回ですが、いつも応援しています。

(あきさん)食べることが好きです。特に甘いものが大好きです。和光市内にあるお店で、美味しそうなスイーツを見るととてもわくわくしますし、実際に食べてもとても美味しいです。

和光市内でのお気に入りの場所、思い出の場所を教えてください

(あきさん)和光樹林公園によく行きます。樹林公園で散歩していると落ち着くし、リラックスできます。

(はなさん)わんぱく公園は思い出の場所です。自分が小・中学生だったときに、友だちと放課後よく遊んでいました。

市民の方へのメッセージ

写真:インタビューの様子1

(あきさん)このたび、妹とともに女流棋士となることができました。姉妹で頑張っていきますので、ぜひ注目してほしいです。

(はなさん)これから頑張っていきますので、ぜひ応援をよろしくお願いします。

和田はなさん デビュー戦情報!!

写真:インタビューの様子2

令和2年9月26日(土曜日)、和田はなさんがプロデビュー戦となる「第14期マイナビ女子オープン(一斉予選)」に出場します!ぜひ応援しましょう!!

対局日時:令和2年9月26日(土曜日) 10時20分~

対戦相手:宮宗紫野 女流二段

詳細は第14期マイナビ女子オープン公式HPをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

企画部 秘書広報課 シティプロモーション担当
〒351-0192 和光市広沢1-5 市役所3階
電話番号:048-424-9091 ファクス番号:048-464-8822
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