まちの見聞特派員レポート 広報わこう29年1月号掲載記事
心のバリアフリーでおもてなし!!
まちの見聞特派員 井上 良美
オリンピック・パラリンピックの旗をリオから受け取り帰国した小池東京都知事は「大変重い責任を感じています、全ての会場が観戦応援客で一杯になるように盛り上げたいと思います」。2016年8月25日、都庁前広場で和光から5名の子ども達が東京都の子ども達と一緒に五輪エンブレムをパラエンブレムに並べ替えるイベント会場での第一声でした。
今から53年前の1964年(昭和39年)の「広報やまと東京オリンピック特集号」には自衛隊駐屯地オリンピック射撃競技場を結ぶ沿道を美しい花で飾って、来られる方々をお迎えしたことが記載されています。当時大和町からオリンピック推進協議会の申し入れを受し、地区実行組合や婦人会の人たちが中心になって沿道を飾りました。
昨年、埼玉県の主催オリパラボランティアコーディネーター研修会があり市民6名が受講しました。受講した人たちが中心になって、オリパラを盛り上げる機運を成長させ活動できるといいですね。
3年後のオリパラに先駆けて2017年12月に第10回アジアエアガン大会が和光市総合体育館で開催されます。日本での開催は初めてでアジアから20か国、300名を超える選手が競い合う国際大会です。国内外から集まる多くの観戦応援客を私たち市民がいかにお迎えし、おもてなしをするのか・・・。お子さんから高齢者まで幅広く楽しみながら参加し活動したいものです。障害のある人たちにも参加していただきたい。埼玉県下で行われるオリパラ4競技の中でパラリンピックがあるのは射撃競技だけです。車椅子の射撃選手が競い合い観戦応援客が会場を盛り上げるでしょう。
2つのスポーツ祭典を心のバリアフリーであたたかく迎え、盛り上げましよう。そして忘れてはならないのはレガシーを残すことです。これに関わる全てのことがオリンピックだけで終わらず、次の世代に受け継がれることを願っています。