まちの見聞特派員レポート 広報わこう28年9月号掲載記事
2016年12月06日 18時08分
和光消防署を訪ねて 機器に寄り添う人たち
まちの見聞特派員 都築 和枝
市役所の近く三階建の綺麗な建物。ここが119番でお世話になる和光消防署です。
現在は和光市、朝霞市、志木市、新座市で組合を作り、広域の消防活動をしています。四市の人口は45万人位。消防署は4か所。職員は424名。和光署は分署を含めて73名、内4名は女性。勤務は24時間。朝の8時30分に交替します。屋上は花の庭園です。
最新の消防年報によると年間の出火件数は4市で112件。和光は21件。出火原因の一位は放火の疑い、二位はタバコ、三位は放火。
放水の訓練。重装備(20kg位)の消防服を着けて、コンクリートの壁の一点に向けて激流のように飛び出す水たち。しっかりと握るホースは直径5cm長さ20m。圧巻です。
救急活動は和光署では年間3,680件。平均すると1日10件位。搬送で最も多いのは急病者です。
消防隊は水難にも出動します。床下浸水や動物の困り事救助等々。
普段はあまり意識していない消防行政ですが、どんな困り事にも対応してくれる専門家集団の存在は市民にとって安心の源です。その為に四市で42億円強の予算が付けられています。
突然の危機、不安に揺れる心。そんな時優しく冷静に行動できる人が寄り添ってくれる119番。いつもありがとうございます。


↑放水訓練の様子 ↑屋上庭園の花