彩湖で楽しむバードウオッチング

和光市に湖があるのをご存じだろうか。今回は和光市から少し足を伸ばして、市のシンボルでもある幸魂(さきたま)大橋の向こう側に広がる彩湖(さいこ)を取り上げよう。
和光市、戸田市・さいたま市の3市にまたがる彩湖は、今から約10年前に完成した荒川第一調節池内の貯水池で、台風などで荒川が増水したときに、一時的に水を貯めて下流部の洪水を防ぐ役割をもっている。また、荒川の水量が少なくなったときには、彩湖の水が飲料水に使われることになっている。
この彩湖の周辺は、サクラソウなど貴重な植物や昆虫が生息する自然の豊かな一帯で、特に首都圏では有数のバードウオッチングに適した場所なのだ。
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野鳥観察するときに知っておきたいこと
彩湖でのバードウオッチングは冬が最適のシーズン。冬にはカンムリカイツブリなどのシベリアからやってくる渡り鳥が見られるからだ。そのほかにも、アオサギ、ハクセキレイ、ユリカモメ、カモ類など20種類ぐらいは観察することができるという。さらには猛禽類のオオタカ、ハヤブサまでいるそうだ。
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- 2008年1月号「広報わこう」掲載