『浩乃湯』ペンキ絵制作見学会が開催されました
市内唯一の銭湯『浩乃湯』銭湯ペンキ絵制作見学会
富士山が世界遺産に登録されて、様々な富士山が注目されていますが、市内でも雄大な富士山を眺める事ができます。
それは…
白子にある『浩乃湯』のペンキ絵です!
銭湯には様々な富士山が描かれていますが、このペンキ絵を描く絵師は、全国に2人しかいません!
そのひとり、中島盛夫氏が10年振りに『浩乃湯』の富士山を色鮮やかに書き直しました。
午前9時制作開始です。報道カメラがスタンバイの中、男湯から始まりました。
溶岩石の岩を登りながら、左側の空からローラーと刷毛を使い、描いていきます。新しい松の木が描かれていきます。
脚立を使って高い場所へ登りながら描かれていきます。
いよいよ銭湯のシンボルである富士山描かれ、雪景色が鮮やかな白に変わっていきます。
男湯が完成しました。新緑の感じる緑豊かな松の木に富士山の雄大さを感じる作品となりました!
女性湯にはサプライズ絵が登場しました。
3頭のイルカが壁面に描かれ海を優雅に泳いでいます。
普段、ペンキ絵にイルカを描くことはほとんどないようで、とても珍しいとのこと。
午後5時、完成しました。壁面に新しい息吹が吹き込まれました!
左側が完成したペンキで右側が作業前です。富士山が色鮮やかになり、イルカが楽しそうに泳いでいます。
浩乃湯では撮影が度々されていて、最近では、映画「スーパーヒーロー対戦Z」のオープニングに富士山のペンキ絵が登場したそうです。
ご主人の柴崎武さんが挨拶の中で、映画の中のフレーズを紹介し、「信じるなら絶望より希望」「現在、銭湯は厳しい状況に置かれていますが、希望を持って頑張っていきたい」と話されていたのが印象的でした。
東京都の銭湯は昭和43年には2,687件ありましたが、平成25年4月には726件と減少しています。
現在も年間40件程度が廃業し、週に1、2件が姿を消しています。
市内に唯一残る『浩乃湯』は、未来に残って欲しい和光市の文化的遺産だと感じます。
また、駐車場では、NPO法人わこう子育てネットワーク「パパ組」によるイベントが開催されてました。
みんなで描く富士山では、子どもたちが楽しそうに富士山を描いています。素敵な絵が完成しました。みんなで記念写真です!
『浩乃湯』では、地域との繋がりを大切にし、わこたん、NPO法人わこう子育てネットワークなどと協力しながら様々なイベントを行っています。
銭湯から始まる昔ながらの交流を楽しみに銭湯を訪れてみませんか。
湯船に入り、新しく描かれた富士山のペンキ絵を眺めてはいかがでしょうか。
浩乃湯のホームページはこちらです。
【浩乃湯】
■住所:和光市白子1丁目24-39
■TEL:048-461-3658
■営業時間:15時00分~21時30分
■定休日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日に振替休業。
■料金・価格(埼玉県内一律): 大人(中学生以上):410円 中人(小学生) :180円 小人(未就学児) : 70円
■交通・アクセス: 東武東上線 成増駅より徒歩で約15分 東武東上線 成増駅及び有楽町線 地下鉄成増駅よりバスで約10分[牛房バス停]