令和4年度和光市平和祈念事業
和光市では、戦争の悲惨さや平和の大切さを語り伝えることを目的として、平和祈念事業を行っています。
【全3回】平和なまちを考える市民ワークショップ (終了しました)
令和4年度に平和を積極的に希求する市としての姿勢を示すため、「平和都市宣言」を表明しました。ワークショップでの広い意見交換を通じて、子供から大人まで誰もが理解し、親しみを持てる平和都市宣言の表明を目指しました。
平和都市宣言について
我が国は令和4年に戦後77年を迎えるとともに、5月15日には、沖縄県の本土復帰50周年を迎え、確実に平和への道を歩んでいます。しかし、世界に目を向けると、未だに紛争は絶えず、人々の平和が脅かされる状況にあるのが現状です。これらのことを鑑み、平和を更に、積極的に希求する市としての姿勢を内外に示すため、平和都市宣言を表明することを令和4年6月7日に意思決定いたしました。
平和都市宣言のページは こちら
第3回ワークショップ・平和都市宣言文案報告会を開催しました
日時 : 3月12日(日曜日) 午後 1時30分~午後 3時30分 場所 : 和光市役所 602 会議室 今回は、合計20名の市民の皆さんにご参加いただきました。 ワークショップ資料は こちら (13763KB; PDFファイル) |
初めに和光市長より参加者の皆さんにご挨拶させていただき、市担当者より、平和都市宣言の文案とその作成過程について、説明を行いました。
全てのワークショップにご参加いただき、たくさんアイデアを出していただいたお二人に平和都市宣言の文案を読み上げていただきました。
次に、参加者の皆さまに、市内で撮影した 「平和」 を感じる写真とそのエピソードをご紹介いただきました。和光市で過ごす日常の中でふと感じた平和な瞬間や景色の写真をもとに、平和なまちやくらしについて語り合いました。
最後に、「平和なまちわこう」 の実現に向け、「具体的に」 取り組みたいアイデアについて、グループごとに話し合いをしていただきました。
話し合ったアイデアを模造紙にまとめていただき、
最後に、グループの代表者の方に発表いただきました。
各班のアイデアまとめ
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年度も「平和を考える市民ワークショップ」を開催し、新たな平和事業や和光市平和都市宣言のPRについて、皆さまと協働で計画していきたいと考えております。是非ご参加ください。
第2回ワークショップを開催しました
日時 : 11月26日(土曜日) 午前9時30分~12時 場所 : 和光市民文化センターサンアゼリア展示棟
前回の第1回ワークショップに引き続き、9歳から90歳まで、合計21名の幅広い年代の市民のみなさんにご参加いただきました。 ワークショップ資料は こちら (1938KB; PDFファイル)
今回はいよいよ、これまで出していただいた多くのアイデアを基に、平和都市宣言の文案を作成する、という大変難しい作業です。 はじめに市担当者より、前回の第1回ワークショップの振り返りと概要説明を行いました。 |
ポスターデザイン:大和中2年ちかげさん |
次に、法政大学の杉崎和久教授 (和光市市民参加推進会議会長、和光市協働推進懇話会会長) のファシリテーションで、ステップ1「和光市がめざす平和なまちの姿」、ステップ2「平和のまちであり続けるためにわたしたちができること」 についてそれぞれ文案を作成しました。
進め方資料は こちら
ステップ1 「和光市がめざす平和なまちの姿」 について、以下の流れで作成しました。
(1) 第1回のアイデアまとめ (179KB; PDFファイル) や、平和に対する想い (221KB; PDFファイル) を参考に 「和光市がめざす平和なまちの姿」 を表す文章をグループごとに考え、模造紙に書く。
(2) グループごとに作成した文章を発表する。
(3)個人で良かったと思う文章に投票し (シールを貼り) 、平和都市宣言の中心となる文章を選ぶ。
(4) 他のグループの文章から付け加えたい言葉を選び、前半部分の文章を完成させる。
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和光白子文化の会の関口さんに蓄音機をお持ちいただき、休憩時間には昔のレコードをBGMとして流していただきました。
ステップ2 「平和のまちであり続けるためにわたしたちができること」 について、以下の流れで作成しました。
(1) 「平和のまちであり続けるためにわたしたちができること」 を個人で考える。
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(2) それぞれが考えた 「できること」 を発表し、分類する。
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(3) 分類した論点のグループの中からふさわしいと思う 「できること」 に投票する。
(4) 全員でディスカッションしながら後半部分の文案を完成させる。
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ワークショップでいただいたご意見
ステップ1 「和光市がめざす平和なまちの姿」
・ 世界に向かって 手をつなぎ 笑みの和を広げよう
・ 「和光」という名が表すように みんながいつも心おだやかに和やかにすごせる 笑顔があふれ光かがやく町
・ 和光市は世界のすべての人を尊重し みんなで助け合い 笑顔あふれる 平和な町を目指します
・ 和光の“和”をみんなで考える。考えたことを伝える。そんな、まちを目指します。
↓
みんなで手をつなぎ、世界に向かって笑顔と 「わ」 を伝え、平和なまちを目指します。
ステップ2 「平和のまちであり続けるためにわたしたちができること」 わたしたちは○○○○○○○○○○○○ます。
・お互いを尊重し、小さな声を大切にします。(10票)
・今、平和に過ごせていることへの感謝と、他者への思いやりの心を持って日々を過ごします‼(6票)
・お互いを尊重し、人のつながりを大切にします。(2票)
・お互いを尊重し、困った人を助けます。(2票)
・日日の生活の中に和の気持ちを表します。行動します。(1票)
・お互いを尊重し、困った人を助け合います。
・知り合いをふやします。
・世の中で困っている人に心をよせる。
・困っている人がいれば手を差しのべます。
・周りの人との交流を大切にします。(8票)
・お互いに困った人を助け、町づくりに参加しましょう!(8票)
・「協働のまちづくり」をします。(4票)
・きれいなまちにひつようなボランティアに参加します。
・戦争を二度としない事を伝えよう!(12票)
・平和を願い、憲法を礎にひとりひとり考え、伝え合い、みんなと手をつないで行動していきます。(4票)
・平和を考え伝えます。(2票)
・平和の大切さを語り、伝え、話せるまちにします。(2票)
・平和について考える日をつくり、考えたことを伝えていきます。(1票)
・平和について考え、唯一原爆被爆国として非核・平和宣言し、憲法を大切にする町を目指します。
・核廃絶を目指します。
・日本国憲法、非核三原則を守り、平和の大切さを伝えます。
・日本国憲法を守り、平和の大切さを伝えていきます。
・1日1日をたいせつにすごす。(8票)
・常に感謝の気持ちを忘れない。(7票)
・平和な絵を描き続ける。(3票)
・周りに目を向ける。(2票)
・平和な絵と平和な文を書く。(1票)
・みどり、自然そして人を大切にします。
第1回ワークショップを開催しました
はじめに市担当者より、平和都市宣言の概要・策定方針、市がこれまで行ってきた平和事業の説明を行いました。
次に、人によって考え方やとらえ方が違う「平和とは何か。」「どのような状態のことを指すのか。」というテーマについて、ワールドカフェという手法で話し合いを行いました。初めに4~6人程度のグループで、模造紙に簡単に書き出しながら15分間の話し合いを行いました。その後、一人を残して席替えを2回行い、それぞれ新たなメンバーで15分間の対話を行いました。最後に、スタート時のテーブルに全員が戻り、これまで話し合ってきた意見や新たな気づきについてグループ内で共有しました。
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後半は、それぞれが考える「平和なまちとはどのようなまちか。」「和光市が平和なまちであり続けるためには何が大切か。」についての意見を色とりどりの付箋に書き、自己紹介を含めた発表と平和の木への飾り付けを行っていただきました。
最後に、当日の皆様から頂いた意見と事前に「平和に対する想い」としてご提出いただいた意見に対し、それぞれ大切だと思うものに2票ずつ投票を行っていただきました。
平和の木(仮称)完成!枝が何を表現しているか分かりますか?
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

次回11月26日の第2回ワークショップでは、平和都市宣言の文案をみなさまと作成していきます。
ワークショップでいただいたご意見
○平和なまちとは?
・互いに尊重しあえる (2票) | ||
・笑顔があふれるまち (2票) | ||
・皆が助けあえる (2票) | ||
・争いの少ないまち | ・幸せを感じられる | |
・憲法が生きる | ・笑顔あふれるまちです | |
・みんな笑顔 | ・みんなが平和を意識する | |
・みんなが幸せと思える町 |
・ホッとできるいやされる空間 | |
・お互いで理解できる | ・犯罪のないまち | |
・思いやりのあるまち | ・思いやりがあふれるまち | |
・犯罪がない | ・歌のまち | |
・緑のある | ・孤独がないまち | |
・夢のまち | ・戦争のつらさを忘れない | |
・おいしいものが食べられる | ・子どもが元気 | |
・助けあえる | ・穏やかなまち | |
・和を尊重するまち | ・思いやりのあるまち | |
・のんびりできる | ・緑が多い | |
・えがおいっぱい | ・安心安全 | |
・県により、8/6・9・15に黙とうをする地域もあるそうです | ・困っている人をほうっておかない | |
・たのしい!まち | ・おとしよりを大切 | |
・話ができる | ・安全安心 | |
・友達ができる | ・緑と自然豊かな | |
・今をたもっていける町 | ・ハッピーな町 | |
・なごみ「和」 | ・湧き水がある町 | |
・希望があるまち | ・みどりが多い | |
・明るいまち | ・輝く笑顔 | |
・名前どおり「和光」な町 | ・平和を考える | |
・心配ごとがないまち | ・歌声が聞こえる | |
・常に心穏やかでいられるまち | ・みんなで仲よく | |
・家庭がいつもなごやか | ・みんなが仲良し | |
・障がい者にやさしい | ・にじ色な町 | |
・安心してくらせる | ・ハッピーな町きれいな町 | |
・互いに尊重する | ・安心してくらせる | |
・意見のいえるまち | ・笑顔いっぱい | |
・自由なまち | ・心が豊かなまち | |
・差別をしない | ・噴水のある | |
・助け合えるまち | ・ハッピーで楽しい | |
・公園でのんびり空を見上げる | ・相手を思いやる | |
・みんなで助け合い | ・ 緑を大切にする | |
・助けあえる | ・みずいろの街 | |
・希望をはなせる | ・差別のない | |
・遠慮なく意見が言えるまち | ・きれいでみどりあふれる | |
・戦争のつらさを忘れない | ・みんなをたいせつにする町 | |
・思いやりがあふれるまち | ・世界の平和を願う町 | |
・みんなあいさつできる | ・心が豊か | |
・自然豊かな町 | ・助けをもとめられる | |
・年配の方も元気 | ・笑顔があふれる |
○平和なまちであり続けるために大切なことは?
・困った人を助ける (3票) | ||
・町づくりに参加する (3票) | ||
・お互いを尊重する (2票) | ||
・地球は一つなので世界の人々と平和・有効・友愛の心でつながること (2票) | ||
・平和を考える | ・愛 | |
・地域のイベントに参加する | ・教育の充実が大切 | |
・集える場所 | ・平和の学習をする | |
・小さな声、ねがいを大事にする | ・困っている人に声をかける、声をかけあえる | |
・安心して遊べる場所 | ・平和の理想を広げる | |
・今のままでいい(十分)と思うものは保つ | ・助けあえるまち | |
・植物を増やす、大切にする | ・道路整備 | |
・県により、8/6・9・15に黙とうをする地域もあるそうです | ・思いやり | |
・日本国憲法を生かす | ・みどりあふれる | |
・恒久に平和を願う | ・近所の方と助け合う | |
・目標を決めて取り組む | ・発信する(平和について) | |
・小さなアクションをおこして変えたいものを伝え合う | ・争わない、差別しない | |
・環境整備 | ・平和について話せるまち | |
・周りへの声がけ | ・戦争の体験をきく | |
・平和が大切だと伝え続けること | ・平和について考えること | |
・助けあうこと | ・戦争体験を聞く | |
・みどりと水色 | ・自然を守る活動を助ける | |
・日本国憲法を生かす | ・平和の大切さをいい続ける | |
・平和について考える時間 | ・お腹いっぱい食べれる店 | |
・毎日の安全と安心 | ・自然を守る活動を行う | |
・助け合いのできるシステム | ・歴史を知ること | |
・感謝の心を大切 | ・すべてにLOVE! | |
・福祉と教育 | ・困っている人に心をよせる | |
・みどり、自然を大切に | ・安心して歩けるまち | |
・市長との直接のくるま座会談 | ・話し合い 語り合い | |
・護憲 | ・思いやり | |
・自然を育てる | ・困った人が相談できること | |
・人を大切にする | ・優しい心を育む | |
・平和の気持ちを持つ | ・初心を忘れない | |
・環境整備 | ・他者を尊重する | |
・みんなが健康である | ・情報弱者を作らない | |
・みんなで平和を考える日を作る | ・市民を大切に | |
・隣り近所との助けあい | ・人のつながりを大切にする | |
・一つ一つの家族を大切に | ・楽しく | |
・よろこび | ・相手を大切に | |
・信頼 | ||
・77年前におきた戦争で私達にも戦災死した人や被害者がいたことを後世に伝えること | ||
・戦後の教訓から学び作られた日本国憲法(平和憲法)を守っていくこと |
「平和に対する想い」にご応募いただいたご意見
PDFファイル (221KB; PDFファイル)をご覧ください。
「平和に対する想い」募集 (終了しました)
平和なまちを考える市民ワークショップの開催と併せ、平和に対する想いについてのメッセージを同時に募集いたします。 ワークショップに参加できない方はぜひご提出ください。 頂いたご意見は「平和なまちを考える市民ワークショップ」にて参加者の皆様に共有し、参考とさせていただきます。
提出方法 : 氏名、年齢、住所を記載の上、持参又は郵送、メールで以下の3点についてご意見をご提出ください。(様式は任意です。)
提出締切 : 10月7日(金曜日)15時
(1)平和とはどのようなことを指すか
(2)和光市が目指すべき平和なまちとは
(3)和光市が平和なまちであり続けるためにどのようなことが必要か
平和祈念パネル展示会 (終了しました)
開催期間 |
令和4年10月6日(木曜日)~10月12日(水曜日) 午前9時~午後5時 |
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会 場 |
和光市民文化センター 展示ホール |
展示内容 |
埼玉県内外の戦時中・終戦・戦後のくらしを知ることができる 実物資料や写真パネル
平和を語り継ぐ~被爆樹アオギリ・クスノキの植樹と成長~ |
入 場 |
無料 |
来場者アンケートより(抜粋)
・初めて見るものが多くて、参考になりました。 過去が、リアルに迫ってきて、先人たちのご苦労をしのびました。
・日本だけでなく、世界が平和になるような展示をお願いします。
・平和に対する気持ちが高まりました。
ご来場いただきました皆様、 アンケートにご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
平和祈念講演会 (終了しました)
日時 : 11月2日 (水曜日) 午後2時50分~午後3時40分
場所 : 和光市立第三中学校 図書室
対象 : 和光市立第三中学校 生徒のみなさん
内容 : 「 長崎原爆体験者として平和を願う 」
講師 田中 熙巳 (たなか てるみ) 氏
埼玉県原爆被害者協議会名誉会長
元日本原水爆被害者団体協議会事務局長・現代表委員
元東北大学工学部助教授
元十文字学園女子短期大学教授
工学博士
●プロフィール● 1932年生まれ。 1945年8月9日、当時13歳の時、長崎で爆心地から3.2kmの地点で被爆。 その後、70年代から精力的に自身の被爆体験を伝える運動をし、現在も全国に原爆の恐ろしさを伝え続けている。 2000年、日本原水爆被害者団体協議会事務局長に就任。2017年まで17年間務める。現在は代表委員。 2018年の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典では、被爆者代表として 「平和への誓い」 を読み上げた。 |
当日は、短い時間ではありましたが、講師が長崎で被爆した当時の体験や、核兵器のない平和な世界の実現を望む熱い想いを伝えていただきました。
戦争を直接体験された方の講演を聴くことができ、改めてその悲惨さと平和の尊さを考える、大変貴重な機会となりました。
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生徒アンケートより(抜粋)
- 自分に起きた辛いことはなかなか話せなかったりするけれど、そのことを話すというのは、大変だと感じた。
- 今度は私たちがこのお話をどれだけ伝えられるかが大事だと思う。
- 一つでも多くの国が、一人でも多くの人が、幸せで平和になることをいつも願っています。
- 戦争を起こさないためにも、まずは対立を起こさず相手を理解していくこと、すべて理解できなくても相手を否定しないことが大切だと思いました。
- 「戦争が終わった」というラジオがとても嬉しかったという言葉の重みを感じました。
- 私たちが、実際に被爆された方のお話を聞ける、最後の代だと思うので、今日の1時間を大切にしようと思えました。
講演会の動画は
こちらをご覧ください。
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