学校給食と地場産野菜
「自分たちの作った新鮮でおいしい野菜を地元和光の子どもたちに食べてもらいたい。」という生産者からの声により、かねてからそれを希望していた学校栄養士が賛同し、また都市型農業を推進していた市の農政担当(当時)が架け橋となって平成2年6月、和光市の学校給食に「和光市農産物直売組合」から地場産野菜を導入することが実現しました。
当初は納品の都合上、保存がきき、量的にも全校分を賄え、天候にもあまり左右されない野菜、また、児童生徒にも馴染みのある野菜ということで、にんじん・玉ねぎ・じゃがいもの3品を使用しました。
翌年度にはキャベツ・大根・ほうれん草・長ねぎ・とうもろこしが加わり、その後も品数を増やし、平成30年度には24品目となっています。
とれたての地場産野菜(平成27年11月撮影)
畑で使う道具や肥料など生産者から教えてもらいました。
市内の畑
品 名 | 数量 | 納入月 | |
---|---|---|---|
1 |
にんじん |
7,265kg |
11~3月 |
2 |
キャベツ |
4,740kg |
5・6月 11~3月 |
3 |
大根 |
3,992kg |
5・6月 11~2月 |
4 |
玉ねぎ |
3,774kg |
6・7月 |
5 |
長ねぎ |
3,318kg |
11~3月 |
このほか、じゃがいも・とうもろこし・ブロッコリー・白菜・ほうれん草・
小松菜・水菜・チンゲン菜・かぶ・枝豆・さつまいも・里いも・ズッキーニ・
カリフラワー・巨峰・梨などが納入されています。
地場産野菜が学校給食に使用されるまで
1 打ち合わせ
毎年1月に、生産者と各校の栄養教諭・学校栄養職員を中心に打ち合わせを行い、翌年度に使用する地場産野菜の使用時期と使用回数・規格などを決めます。
生産者は、予定に合わせて作付けしていきます。
打ち合わせの様子
2 生産者との交流
小学校では、生産者の畑で生育状況を確認したり、収穫を体験させてもらったり、生産者との交流により、地場産野菜に対する理解を深めています。
生産者から地場産野菜のお話を聞きました。
生産者から獲れたてのとうもろこしが届きました。
枝豆も株ごと見せてもらいました。このあと、児童が枝からさやを外して給食室へ。
3 出荷
毎月、学校からの発注書に基づき、農産物出荷協議会で出荷者を決定し、和光農産物直売センターを通じて、 各校にお知らせします。天候や虫害に左右されることが多く、直前まで出荷者の調整をすることもあります。
生産者は、朝早くから各校を回って納品します。 受け取った調理員は、量や品質を確認します。
大根が納品されました。この日は地場産野菜たくさんの「和光畑のみそ汁」に使用しました。
大きな白菜が納品されました。この日の白菜の納品量は全部で22kgです。
4 調理完成
納品された地場産野菜は、調理員が丁寧に洗浄、切菜し、調理します。
児童生徒は、感謝の気持ちで「いただきます!」
かてめし(秩父の郷土料理)・牛乳・じゃがもち汁・魚の竜田揚げ
【この日使用した地場産野菜】大根・小松菜・にんじん
子供パンスライス・牛乳・白菜スープ・チーズハンバーグ・キャベツソテー
【この日使用した地場産野菜】白菜・キャベツ・にんじん
担当名:学校教育課
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