株式会社本田技術研究所の実証実験に協力
株式会社本田技術研究所が研究開発する「Ropot」(ロポット)の実証実験について
【画像提供:株式会社本田技術研究所】
教育委員会事務局では、和光市にある、株式会社本田技術研究所が研究開発を行っている小型ロボット「Ropot」(ロポット)の実証実験に協力しました。
≪ Ropotコンセプトアニメ 「げんきなただいま」 2020EDIX ≫
≪ 君の肩にRopot(60s) ≫
実証実験の概要
小学1年生(7歳)は、交通事故死傷者数が極端に多いという統計が出ており、魔の年齢 と呼ばれています。
そこで、児童の交通安全の意識向上、交通事故防止対策に資するため、実証実験として市のフィールド(下新倉小学校)を提供したものです。
和光市立下新倉小学校の児童の1年生の内、希望する(最大)25名に約2週間「Ropot」を使用し通学を行いその効果検証を行いました。
【画像提供:株式会社本田技術研究所】
■と き :令和2年11月25日水曜日から令和2年12月11日金曜日
■場 所 :下新倉小学校の通学路及びその周辺
■実施者 :株式会社本田技術研究所ライフクリエーションセンター完成機開発室
■協 力 :和光市教育委員会(和光市立下新倉小学校)
■連 携 :内閣府(宇宙開発戦略推進事務局準天頂衛星システム戦略室)
※なお、「Ropot」は、日本版GPS(正式名称:QZSS)である準天頂衛星システム『みちびき』を利用し測位するようになっており、このことから、準天頂衛星システム『みちびき』の開発・運用を行う内閣府とも連携をしながら進めたものです。
◆ 内閣府の公式ホームページ(その1)はこちら→ 「本田技術研究所がSLAS対応の見守りロボット端末を開発中」
◆ 内閣府の公式ホームページ(その2)はこちら→ 「和光市で、SLASを活用した見守り端末「Ropot」の実証実験」
【わこうっちの豆知識】
準天頂衛星システム『みちびき』(QZSS=Quasi-Zenith Satellite System)は、内閣府宇宙開発戦略推進事務局が運用する準天頂衛星などを用いて構築された我が国の衛星測位システムです。準天頂衛星は、一定時間日本のほぼ真上に位置する軌道をとる衛星です。そのため、高層ビル街や山間部などの環境においても、 GPSなどを補完・補強し、人や自動車などの対象位置をサブメートル~センチメートルレベルで特定できる高精度な衛星測位が可能となっています。「Ropot」は、この準天頂衛星システム『みちびき』の電波を利用し、現在地を測位しているため、道路のどちら側を歩いているか、交差点に接近しているかなど、高精度に児童の位置を特定することができるようになっています。
※ 実証実験期間中(令和2年11月25日水曜日から令和2年12月11日金曜日)は、モニター児童への行動観察やマスコミ関係等の取材撮影などがありましたが、皆さまのご理解とご協力のもと無事終了しました。
和光市で実施のホンダ「Ropot」実証実験が下記のとおり報道されました
★埼玉新聞(2020.11.17)・・・・・・・・「後方から車が…小型ロボット、小学生に注意 本田技研、交通事故から児童守るロボット開発 和光で実証実験」
★日本経済新聞(2020.11.26)・・・・「本田技研と埼玉・和光市、小型ロボで交通事故防止実験」
★NHK(2020.11.27)・・・・・・・・・・・・ 埼玉NEWS WEB「GPS活用ロボットで事故防止」
★読売新聞(2020.12.1)・・・・・・・・・・「肩にロボット 登下校を見守る」
★東京新聞(2020.12.5)・・・・・・・・・「『魔の7歳』小学生の事故防ぎたい…ホンダ・エンジニアの熱意、かわいい小型ロボに 通学路の危険震えて通知」
★東京新聞web(2020.12.8)・・・・・・東京すくすく「交通事故の多い小学1年生 肩に乗せた小型ロボが守る 本田技研と和光市が実証実験」
★テレビ埼玉(2020.12.15)・・・・・・・・News545 (ニュース番組内の「特集」で放送されました。)
★月刊ガバナンス2021.1月号・・・・児童の交通事故防止対策の実証実験を実施(1337KB; )
ホンダの公式ホームページに「Ropot」が加わりました。
ホンダの公式ホームページに「Ropot」のストーリーのページ、子どもたちの元気な「ただいま!」のために ― 交通安全アドバイスロボ「Ropot」が加わりましたので、紹介します。「Ropot」誕生までの開発ストーリーを本田技術研究所の研究員の皆さんのコメントと共に掲載されています。どうぞ、こちらもご覧ください。
「Ropot」の研究開発ヒストリーがわかるホンダの公式ホームページは、こちら。→ 「Honda Stories」