和光市清掃センターの概要
2016年04月08日 13時56分
施設のあらまし
本施設は、和光市の全域から排出されるごみを、効率よく処理し、減容化、安定化、無害化を行うことを目的としています。
本施設の稼動にあたっては、無公害、省カ化の推進、余熱の積極的な有効利用、作業環境の改善をめざすとともに、周辺との調和、耐久性に配慮しています。
建設概要
所在地 | 和光市下新倉6-17-1 |
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建設用地面積 | 5,580m2 |
着工 | 昭和63年5月28日 |
竣工 | 平成2年3月20日 |
総工事費 | 21億2,000万円 |
処理能力 | ごみ処理施設 60t/24hr×2炉 計120t×24hr 粗大ごみ処理施設 17t/5hr×1基 |
設計・施工 | 日立造船株式会社 |
建築面積 | 2,347.01m2 |
延床面積 | 4,519.95m2 |
施設概要
炉形式 | 全連続燃焼式ストーカ炉 |
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燃焼ガス冷却方式 | 水噴射式 |
排ガス処理方式 | 乾式塩化水素除去装置+ろ過式集じん器 |
排水処理方式 | クロ-ズドシステム(無放流方式) |
灰処理方式 | 半湿式押出し方式、薬剤処理方式 |
※粗大ごみ処理施設は現在休止中
施設の特色
効率的な焼却設備の運転管理
ごみクレーンの半自動運転装置をはじめ、電算機によるデータ集録などの自動化設備を備え、運転管理はすべて一室に納めた独自の集中操作管理方式を採用しています。
排ガス対策
ごみを燃焼した時に出る排ガス中のばいじんに含まれるダイオキシンは、厳格な温度管理、ろ過式集じん器等の機器により、非常に厳しい基準値以下に除去されます。また、窒素酸化物は最適な燃焼管理により抑制し、塩化水素は有害ガス除去装置による消石灰等の噴霧と、ろ過式集じん器で除去されてます。
汚水対策
ごみピットから輩出される汚水は焼却炉内に噴霧蒸発処理し、その他の汚水は排水処理設備で処理したのち施設内で再利用し、外へは出さないクローズドシステムとしています。
臭気対策
ごみピットから発生する臭気は、エアカーテン、自動開閉扉により外部としゃ断して、さらに燃焼用の空気として焼却炉へ送り、900℃以上の高温で分解して無臭となります。
有効な余熱利用
ごみ焼却熱を利用して温水をつくり、施設内の給湯に利用しています。
資源の有効利用
不燃ごみ、粗大ごみは可燃物、不燃物、磁性物、アルミ、非鉄類等に選別します。鉄分、アルミ、生ビン及びカレット(ガラス片)類は各素材、色ごとに選別し、資源の有効利用をはかっています。
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和光市清掃センター案内図 |