任意予防接種の紹介

予防接種には、法に基づく定期予防接種と、法に基づかない任意の予防接種があります。

定期予防接種は法律で定められた年齢・回数・指定病院などの条件があり、公費負担(無料又は一部自己負担)で接種できます。

任意の予防接種は、国県市が勧奨しているものではありません。費用は全額自己負担です。
任意の予防接種をご希望の場合は、保護者の判断のもと主治医とご相談のうえ行ってください。

なお、接種スケジュールを立てる時は、ワクチンを接種できる期間やワクチン同士の間隔に、十分注意して接種してください。

 

 高齢者の定期予防接種はこちら

 小児の定期予防接種はこちら

主な任意予防接種(現在助成は行っておりません)

季節性インフルエンザワクチン

 対象年齢:全年齢 (注 65歳以上での定期予防接種を除く)

 接種回数:13歳未満 2回  13歳以上 1回
 接種間隔:1~4週(3~4週が望ましい)

おたふくかぜワクチン

 対象年齢:1歳以上の未罹患者
 接種回数:1回~(医師とご相談ください)

帯状疱疹ワクチン

【帯状疱疹とは】

 帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。

 子どもの頃に水ぼうそうにかかると、治った後もウイルスは長年にわたって、体内の知覚神経節に潜伏します。

 加齢、ストレス、病後、疲労などによって免疫力が低下することでウイルスが再び活動をはじめ、帯状疱疹の発症に至ります。

 50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されています。 

 

【帯状疱疹の症状】

  最初はピリピリ・チクチクした痛みが起こり、そのあとに赤い斑点と水ぶくれが、体の左右どちらかに、神経に沿って帯状に現れます。

 痛みは個人差がありますが、眠れないほど強く痛む場合もあります。 

 一般的に、症状は3~4週間ほど続き、皮膚症状が治まると痛みも消えます。

 

【後遺症】 

  皮膚の症状が治まった後も、長期間にわたって痛みが残る帯状疱疹後神経痛があります。

 それ以外にも、発症する部位によっては、角膜炎、視力低下、難聴、顔面神経麻痺などの合併症を引き起こすことがあります。

 

【受診・治療】

 痛みに加えて、その部位に発疹や水ぶくれなどの皮膚症状がある場合は、すぐに皮膚科を受診してください。

 受診や治療が遅れることにより、帯状疱疹後神経痛の残る可能性が高くなるといわれています。

 治療は、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」、痛みを和らげる「鎮痛薬」などが中心に使われます。皮膚症状によっては「塗り薬」が処方されることもあります。

 

【発症したら】

 ストレスや疲労など、免疫力が弱まった際に発症しやすいため、十分な栄養と休養を取り、免疫力を低下させないようにしてください。

 また、水ぼうそうにかかったことのない子どもと接触すると、水ぼうそうとして感染することがあります。ほかの人への感染の可能性を減らすよう心がけてください。

 

【ワクチンによる予防】

 帯状疱疹ワクチンは発症や重症化予防に有効とされています。

 対象年齢:50歳以上 

 ワクチンの種類:2種類のワクチンがあります。

 (生ワクチン)

  接種回数:1回

  持続期間:5年

 (不活化ワクチン)

  接種回数:2回

  接種間隔:初回接種2か月後に2回目(遅くとも6か月後までに接種)

  持続期間:9年

 

【接種費用】

 帯状疱疹ワクチンは、法令に定められた定期予防接種ではないため、接種する場合は任意接種となります。

 接種費用は、全額自己負担となります。費用は医療機関ごとに異なりますので、接種をご希望の方は医療機関にご相談ください。

 なお、帯状疱疹ワクチンの定期予防接種化については、現在国の審議会において慎重に議論が行われている状態です。市として、国の動向を注視してまいります。

 

お問い合わせ

担当名:健康保険医療課 ヘルスサポート担当(保健センター)

住所:〒351-0106 和光市広沢1-5-51  保健センター

電話番号:048-465-0311(予防接種・こころの相談・食育関係)

       048-424-9128(成人の健康診断・健康づくり関係)

FAX:048-465-0557

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