ヘルパンギーナの流行警報が発令されました
令和5年6月28日に、「ヘルパンギーナ」の感染が急速に増加しているとして、埼玉県から流行警報が発令されました。
しっかりと手洗いをして、感染予防に努めましょう。
ヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは発熱と口の中に水疱ができる咽頭炎で、乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。
2~4日の潜伏期を経て、発熱や咽頭痛、のどの赤みと痛み、口の中に小水疱が出現します。口の中の水疱が破れた痛みで不機嫌になったり、食事がとりにくくなったり、脱水になることもあります。
数日で治りますが、稀に無菌性髄膜炎や心筋炎を併発することもありますので注意してください。
なお、有効な特効薬や予防接種、特別な治療法はありません。
流行時期
6~8月
感染経路
【飛沫感染】…患者の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込む
【接触感染】…ウイルスが付いた手で口や鼻などの粘膜に触れる
【経口感染】…便の中に排泄されたウイルスが口に入る
症状
発熱、のどの痛み・発疹・水疱など
予防のポイント!
► 感染者との密接な接触を避ける
► うがいや手洗いをしっかり行う
► タオルの共用を避ける