ここから本文です。
まちの見聞特派員レポート 広報わこう平成23年10月号掲載記事
2011年09月30日 10時10分
ボランティア活動「傾聴」
まちの見聞特派員 村田 景子
かねてから「傾聴ボランティア」に関心があり、今年2月に「傾聴ボランティア講座」を受講しました。聴くことで社会貢献ができることが分かりましたので、今回は活動内容などについて、「傾聴ボランティアの会」の代表者の黒田さんにお話を伺いました。
活動は平成18年からスタートし、現在28名の会員が主に和光市内の5つのグループホームや個人宅で傾聴のボランティアを行っているそうです。
「傾聴」は、お話される方のありのままを受け入れて否定せず、温かい心でお話を一生懸命聴くことにより相手の方に喜んでいただく活動です。訪問した直後は無表情の方でもボランティアが相手に寄り添ってじっくり話を聴くと、時間の経過と共にお話をされる方が穏やかな表情に変化していくことが「傾聴」の喜びだそうです。また、体の不自由な方がリハビリに努力されている姿を見て自分も頑張ろうと思ったり、家事等でもいろいろ工夫している姿を見て頭の下がる思いをすることもあるそうです。
黒田さんのお話を伺い、活動を実践されているボランティアの方々の人柄の素晴らしさを感じました。また、話をされる方にメリットがあるだけでなく、ボランティアをする方にも喜びがあり、同時に人への思いやりが自分も明るくする貴重なボランティア活動なのだということが分かりました。超高齢化社会の中では、ますます重要な活動になることでしょうし、普段の生活においても、役立つことも多いと思います。興味を持たれた方は、まずは「傾聴ボランティア講座」を受けてみませんか?
ロールプレイ実習の様子