午王山遺跡発掘現場見学会【H19年4月24日実施】
午王山遺跡第14次調査の見学会が平成19年4月24日に開催され、平日にもかかわらず、約30名の方が参加されました。
(25日も見学会が予定されいましたが、残念ながら雨天のため中止でした)
午王山遺跡では旧石器時代から中世までの遺跡が見つかっており、特に弥生時代の環濠集落として知られる和光市を代表する遺跡です。今回の調査では約2000年前の住居跡が15軒、時代は不明の大きな溝が1条調査されました。この溝からは古墳時代のお供えに使ったと思われる土器一点が完形(完全な形)で出土していますが、時代を決める決め手にはなっていません。また、この午王山には「新羅から来た王子様が住んでいた」という伝説がありますが、残念ながら今回の発掘でもその証拠は見つかりませんでした。