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午王山遺跡に関する報道発表について
午王山遺跡 国史跡に指定へ!
令和元年11月15日、国の文化審議会は、新倉3丁目に所在する午王山遺跡を国史跡に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。
今後は、官報告示を経て、正式に指定されます。
午王山遺跡について
午王山遺跡は、荒川を臨む独立丘陵上に位置する主に弥生時代中期後半から後期後半までの集落遺跡です。弥生時代後期には大規模な環濠集落として展開されていたことが明らかになっています。
出土土器には、中部高地(長野県・群馬県)系の岩鼻式土器、南関東系の久ヶ原式土器、東海東部(静岡県西部天竜川以東地域)の系譜を持つ土器の3系統が確認されています。また、銅鐸形土製品や土鈴、帯状円環銅釧などの祭祀品も検出しており、南関東を代表する弥生時代の集落遺跡として有名です。
午王山全景 2019(平成31)4月
午王山遺跡第2次調査風景 1981(昭和56)年
午王山遺跡総括報告書について
令和元年6月、午王山遺跡総括報告書策定委員会による指導のもと、以下の方針を立て、総括報告書を刊行しました。
総括報告書作成の方針
(1) 1979(昭和54)年度から2011(平成23)年度まで15次にわたる発掘調査の成果を統一的に整理検討し、
午王山遺跡の全体像を具体的かつ的確に把握できるようにする。
(2) (1)に基づいて、遺跡の特徴及び重要性を明確にする。
(3) 今後の保存と活用を考える際の基本情報とする。
午王山遺跡総括報告書を閲覧・ダウンロードいただけます。
市で運営するホームページ、和光市デジタルミュージアム「歴史の玉手箱(れきたま)」で閲覧及びダウンロードいただけます。
ぜひ、ご活用ください。
閲覧・ダウンロード(外部ページ(れきたま)へアクセスします)
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