平成29年度和光市平和祈念事業
和光市では、戦争の悲惨さや平和の大切さを語り伝えることを目的として、毎年平和祈念事業を行っています。
今年は長崎原爆をテーマとした「平和祈念講演会」、広島・長崎の原爆などをテーマとした「平和祈念パネル展示会」を開催しました。
平和祈念講演会を開催しました。
平成29年10月20日(金曜日)、第二中学校体育館を会場として平和祈念講演会が開催されました。
講師として日本原水爆被害者団体協議会代表委員田中熙巳氏をお迎えし、「長崎原爆体験者として平和を願う」と題してご講演をいただきました。 会場には、第二中学校408人、一般21人の方が来場されました。
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講演では、田中先生が長崎で被爆した当時の体験や平和への熱い願いについてなど、短い時間でしたが大変貴重なお話を伺いました。
田中先生の13歳当時の話を聞いて、現在同じ年頃の自分たちの生活環境との違いに驚いた生徒もいたようです。
今回の講演会を通じて、平和の尊さについて考える最良の機会となりました。
ご講演いただいた田中先生、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
来場者アンケートより (抜粋)
・当事者から直接に聞く話は非常に印象に残った。当時の情景がありありと目に浮かぶような気がする。
・広島の中学生が原っぱを作っている最中に被爆し、数千人が死亡したという話は初めて聞いた。
・平和の大切さを教えていただきました。
・語り継いでいくことの大切さを若い人にもっと聞かせたい。
・(大変良かった理由)自分がいなかった時代の戦争について学ぶことができたから。どれだけ戦争は辛いことなのか改めて
知ることができた。
・(大変良かった理由)原爆や戦争の恐怖がとても伝わってきたから。とても分かりやすくて平和を心から願いたい気持ちが
伝わった。
・被爆体験者の方に話をきけることは、とても貴重なことだと思うので、とても良い経験になりました。後世に受け継いで
いかなければいけないなと思いました。
・田中さんの時代の中学生は勉強なんてできずに工場で働いたりして、今、私たちが勉強できているのは平和だからなん
だなと思いました。普段は聞けない体験談を聞けて貴重な体験をすることができました。
★アンケートへのご協力、ありがとうございました!
講演者
田中 熙巳(たなか てるみ) 氏
日本原水爆被害者団体協議会代表委員・元事務局長 |
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●プロフィール ●
1932年生まれ。 1945年8月9日、当時13歳のとき、長崎で爆心地から3.2kmの地点で被爆。 |
平和祈念パネル展を開催しました
平成29年9月2日(土曜日)~9月12日(火曜日)、和光市民文化センター企画展示室・展示ホールにて平和祈念パネル展を開催し、835人の方にご来場いただきました。
会場には、写真パネル「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」のほか、和光市での戦争体験を描いた絵本「あの日の空色」(和光市文化団体連合会作成)内容紹介、被ばくアオギリ(広島)・クスノキ(長崎)と市内に植樹されたそれぞれの2世樹木の写真を展示しました。
また、展示と合わせ、DVD「ヒロシマの記憶 幻の原爆フィルムで歩く広島」、「つるにのって とも子の冒険」、「ヒロシマの証言(沼田鈴子さん)」の上映を行い、期間中102人の方が視聴されました。
戦争の悲惨さ、平和の尊さを改めて考える機会としていただきたいと思います。
ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。
■アンケートより (抜粋)
・子どもに見せたいと思いました。
・テレビで少し拝見したことはありますが、パネルを通して、すさまじい光景におどろきと恐怖をおぼえました。本当に二度と
起こしてはならない・・・。
・大変胸のしめつけられるような悲しい写真が多かったのですが、戦争を知らない世代としては、こういう機会に改めて戦争
をしてはいけないということを思いました。
・教科書で習ったものよりリアルにこわかった。でもそのリアルなこわさが、にどとあってはならないと思えた。
・広島や長崎だけでなく、ここ和光でも大変な出来事がおこっていたのだという事を全く知らなかったので、勉強になりました。
・平和の大切さをつくづく感じました。
★アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
担当名:総務人権課 文化交流担当
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