新型コロナウイルスワクチン接種についてのQ&A

2023年03月14日 14時58分

新型コロナワクチンの接種を希望しません。接種しなくてもよいでしょうか。

 新型コロナウイルスワクチン接種は、コロナウイルスに感染した場合に、発症や重症化を予防する効果が期待されていますが、接種を義務付けているものではありません。あくまでご本人の意思に基づいて受けていただくものですので、接種を希望されない場合は、無理に接種する必要はありません。

新型コロナワクチンの接種にあたって、接種する本人の同意は必要でしょうか。

 新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種は、しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種を行うことになります。 既存の予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解したうえで、自らの意思で接種を受けていただいています。接種を受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。(16歳以上は本人の同意、15歳以下は保護者の同意が必要です。)

 新型コロナワクチンの接種は、無料ですか。

 接種は無料です。(新型コロナワクチン接種は予防接種法上の臨時接種に位置付けられています。現在の実施期間は2024年3月31日までとされています。)

  • 接種時には個人用の接種券が必要です。 
  • 住民票のある市町村から接種券(接種券一体型予診票)をお送りしますので、接種する日まで大切に保管してください。

(何らかの理由により)手元に1・2回目接種用の接種券が残っていますが、これを追加接種を受ける際に使用することはできますか。

  使用することはできません。追加接種を受けるためには、住民票所在地の市区町村から発行された追加接種用の接種券が新たに必要となります。 

オミクロン株対応ワクチンによる追加接種(3~5回目接種)はどこで受けられますか。

 市内個別医療機関での接種で接種ができます。

 会場によって取り扱うワクチンは異なります。詳しくはコロナワクチンナビや、各会場のホームページをご確認ください。 

 また、お勤め先によっては、企業が実施する職域接種を受けられる場合もあります。 

追加接種が始まったので、1、2回目の接種は受けられないのでしょうか。

 市内の医療機関(※ただし、1、2回目接種を実施しない医療機関もあります。)にて実施しています。

 

 ※初回(1、2回目)接種にオミクロン株対応ワクチンを使用することはできず、オリジナル株(従来株)ワクチンを使用します。

 ※市の集団接種会場(旧保健センター)における1・2回目接種は、令和4年3月をもって終了し、4月以降は追加接種(3回目接種及び4回目接種)のみ実施しています。 

現在厚生労働省が公表している情報を基に作成しています。今後変更になる場合もありますのでご注意ください。

新型コロナワクチンを接種したら、制限無く行動できるようになるのでしょうか。

 ワクチンを受けた方は、新型コロナウイルス感染症の発症を予防できると期待されていますが、ワクチンを受けた方から他人への感染をどの程度予防できるかはまだ分かっていません。また、ワクチン接種が徐々に進んでいく段階では、すぐに多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、ワクチンを受けた方も受けていない方も、共に社会生活を 営んでいくことになります。

 このため、引き続き、皆さまに感染予防対策を継続していただくようお願いします。

変異株の新型コロナウイルスにも効果はありますか。

 一般論として、ウイルスは絶えず変異をおこしていくもので、小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。

 また、ファイザー社のワクチンでは、変異株の新型コロナウイルスにも作用する抗体がつくられた、といった実験結果も発表されています。

新型コロナワクチンの接種にリスクはありますか。

 新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防することが期待されていますが、副反応のリスクもあります。副反応は数日以内の時間経過で治るものが大半であり、重篤な副反応は、あるとしても極めてまれと考えられます。全体としてリスクを上回る効果があると考えられることから、新型コロナウイルス感染症による死亡者や重篤者の発生をできる限り減らし、同感染症のまん延の防止を図るため、接種を希望する方が適切に接種できるよう、接種を提供することにしています。

 一般に、ワクチンなどの医薬品は、正しく使用しても一定の割合で副作用(副反応)が発生する可能性があり、最終的に接種するかどうかは、ワクチン接種のリスクと効果の双方を考慮して、ご本人の意思で判断していただきます。 

ワクチンを受けられない人はどのような人ですか。

 一般に、以下の人はワクチンを受けることはできません。ご自身が当てはまると思われる方は、ワクチンを受けても良いか、かかりつけ医にご相談ください。

  • 明らかに発熱している方
    (明らかな発熱とは37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温と比べて発熱と判断される場合はこの限りではありません。)
  • 重い急性疾患にかかっている方
  • ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなどの重度の過敏症の既往歴のある方
    (重度の過敏症とは、アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状) 
  • 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方

ワクチンを受けるのに注意が必要なのはどのような人ですか。

  一般に、以下の方は、ワクチンを受けるに当たって注意が必要です。ご自身が当てはまると思われる方は、ワクチンを受けても良いか、主治医にご相談ください。

  • 過去に、免疫不全の診断を受けた方、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方 
  • 心臓・腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害など基礎疾患のある方
  • 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状が出た方
  • 過去にけいれんを起こしたことがある方
  • ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方
  • ※ワクチンの成分については、厚生労働省のホームページ上にある説明書の裏面をご覧ください。

     厚生労働省ホームページ(外部リンク) 


また、新型コロナワクチンは筋肉内に注射することから、

  • 抗凝固療法を受けている方、血小板減少症又は凝固障害のある方

は接種後の出血に注意が必要とされています。 

 妊娠中や授乳中の人は、ワクチンを受けることができますか。

 妊娠中、授乳中の方も、新型コロナワクチンを受けることができます。

ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、海外の実使用経験などから現時点で特段の懸念が認められているわけではありませんが、安全性に関するデータが限られていることから、接種のメリットとデメリットをよく検討して接種を判断していただくこととしています。

 また、授乳中の女性については、現時点で特段の懸念が認められているわけでなく、海外でも接種の対象とされています。ワクチンを受けるかお悩みの方は、主治医とご相談ください。 

新型コロナウイルスに感染したことのある人は、ワクチンを受けることはできますか。

 既にコロナウイルスに感染した方も、新型コロナワクチンを受けることができます。

ただし、受けた治療の内容によっては、治療後から接種まで一定の期間をおく必要がある場合がありますので、いつから接種できるか不明な場合は、主治医にご確認ください。

 また、事前に感染したかどうかを検査して確認する必要はありません。 

 持病があり、薬を飲んでいる人は、ワクチンを受けることはできますか。

 薬を飲んでいるために、ワクチンが受けられないという薬はありませんが、基礎疾患のある方は、免疫不全のある方、病状が重い方など、接種を慎重に検討した方が良い場合がありますので、主治医とご相談ください。

 ただし、抗凝固剤(いわゆる「血をサラサラにする薬」の一部)を服用中の方は、ワクチンを受けた後、2分以上しっかり押さえてください。当てはまるかどうか不明な方は、かかりつけ医などにご確認ください。 

最近手術したばかりですが、すぐに新型コロナワクチン接種をしてよいですか。

 受けた手術の内容や内服している薬の状況等により異なりますので、主治医にご相談ください。

アレルギーがあるが、新型コロナワクチンを接種して問題ないでしょうか。

 ワクチンの成分にアレルギーのある方は接種を避けてください。それ以外のアレルギーの方は、主治医や接種を行う医師とご相談ください。

新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に受けることはできますか。

 原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチン接種を受けてから2週間後に接種できます。

 (例) 4月1日に新型コロナワクチンを接種した場合、他のワクチンを接種できるのは、4月15日(2週間後の同じ曜日の日)以降になります。 

 

※令和4年7月22日更新

 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンについて、接種間隔に関する規定が廃止され、同時に接種することが可能となりました。

 ただし、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外のワクチン(肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン等)との同時接種はできません。引き続き13日以上の間隔をあける必要がありますので、ご注意ください。

アナフィラキシーではどのような症状がでますか。治療法はありますか。

薬や食物が身体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。

 じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急におこります。血圧の低下を伴い意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)や脱力を来すような場合をアナフィラキシーショックと呼びます。

 予防接種後に、息苦しさなどの呼吸器症状がみられれば、接種会場や医療機関で、まず、アドレナリン製剤を注射します。その後、症状を軽くするために、気管支拡張薬等の吸入や抗ヒスタミン薬、ステロイド薬の点滴や内服なども行います。

 万が一、接種後にアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応ができるよう、予防接種の会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。 

ワクチンを接種した後にやってはいけないことはありますか。運動や入浴、お酒を飲んで問題はないでしょうか。

 通常の生活は問題ありませんが、接種実施日の激しい運動や過度の飲酒等は避けてください。 

副反応にはどのようなものがありますか。

 ●主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。

 ●ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています(※)。接種後数日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

 (※)3回目接種後の報告頻度は、2回目と同様、若い方、特に男性で高かったものの、2回目よりも低い傾向が見られます。

 ●3回目接種では、1回目や2回目の接種と比較して、主に脇の下のリンパ節の腫れが多く(5%程度)報告されています。症状は軽く、数日以内に回復することが多いですが、腫れがひどかったり長引く場合は、医療機関を受診してください。

 ●ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

ワクチン接種を受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。

 ワクチンによる発熱は接種後、1~2日以内に起こることが多く、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用いただくなどして、様子を見ていただくことになります。このほか、ワクチン接種後に比較的起きやすい症状としては、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒(さむけ)、関節痛などがあります。 

  ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、発熱以外に、咳や咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状がないかどうかが、手がかりとなります。(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)

 ワクチン接種を受けた後、2日以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関への受診や相談をご検討ください。

 新型コロナワクチンの接種後に体がだるくなったが、これは副反応ですか。病院に行った方が良いでしょうか。

 ワクチン接種後には、免疫反応が起こるために、発熱・倦怠感・頭痛等の症状が出ることがあります。こうした症状は、数日間で改善することがほとんどです。ただし、症状がひどい場合、治らない場合には、医療機関にご相談ください。 

接種してから体調が悪いので病院に行きたい。どの医療機関を受診すればよいですか。

 まずワクチンを受けた医療機関又はかかりつけ医などの身近な医療機関にご相談ください。 

国内における副反応の情報は公表されますか。

 国内で接種された結果、発生した副反応に関する情報は、予防接種法及び薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の枠組みの下で適切に収集され、厚生労働省の審議会において評価され、その結果は公表されます。 

厚生労働省のホームページに「外国人も含めて接種の対象となるすべての住民に全額公費で接種を行う見込み」と記載があるが、公費の対象となる外国人の明確な基準を教えてください。

 原則として、居住の実態がある外国の方は対象となります。

新型コロナワクチンの接種後に副反応が出た場合、補償はありますか。

 万一、接種により健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく予防接種健康被害救済制度により、適切な補償が受けられます。

 新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた方が疾病等の状態にあり、その疾病等が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたことによるものであると厚生労働省大臣が認めた場合には、国が費用を負担します。予防接種によって通常起こりうる軽度な副反応については、疾病等の状態に該当しないため、認定の対象とならないことがあります。詳しくは厚生労働省HPをご覧ください。  

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お問い合わせ

担当名:健康保険医療課 新型コロナウイルスワクチン接種事業

      推進プロジェクトチーム 

住所:〒351-0106 和光市広沢1-5-51  保健センター

電話番号:048-465-0311

FAX:048-465-0557

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