インフルエンザを予防しましょう!
インフルエンザの流行注意報が発令されました(令和5年3月1日)
今シーズンのインフルエンザは12月下旬に流行期に入り、その後徐々に患者数が増加してきました。
令和5年2月20日~2月26日の1医療機関当たりの報告数は前週の9.98人から10.38人へと増加し、埼玉県が定める注意報の基準値である10人を超えました。インフルエンザの注意報が発令されるのは、令和元年(2019年)12月11日以来、約3年ぶりです。
インフルエンザの感染を予防するために、
●咳エチケット
●手洗いの施行
●適度な湿度の保持
●十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
などについて、改めて気を付けましょう。
インフルエンザ発生状況の推移(2022年/2023年シーズン)
埼玉県感染症情報センターでは、定点医療機関からの情報を元に「感染症発生動向調査」の解析・情報還元を毎週行っています。感染症発生動向調査から得られたインフルエンザウイルスの流行状況について、お知らせします。
上段:報告数
中段:定点当たり報告数(流行開始基準値:1.00)
下段:前週比
12月26日~
1月1日
|
1月2日~
1月8日
|
1月9日~
1月15日
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1月16日~
1月22日
|
1月23日~
1月29日
|
1月30日~ 2月5日 |
2月6日~ 2月12日 |
2月13日~ 2月19日
|
2月20日~
2月26日
|
2月27日~
3月5日
|
3月6日~
3月12日 |
3月13日~
3月19日 |
|
埼玉県 |
467
2.08
(+0.85)
|
1,044
4.33
(+2.25)
|
1,277
5.01
(+0.68)
|
1,807
7.09
(+2.08)
|
1,798
7.05
(-0.04)
|
2,125
8.30
(+1.25)
|
2,113 8.25 (-0.05) |
2,545 9.98 (+1.73) |
2,646
10.38
(+0.4) |
2,722
10.63
(+0.25)
|
3,389
13.29
(+2.66)
|
2,556 10.31 (-2.98) |
朝霞保健所管内 |
27
1.23
(+0.1)
|
93
4.04
(+2.81)
|
112
4.87
(+0.83)
|
329
14.30
(+9.43)
|
290
12.61
(-1.69)
|
320
13.91
(+1.3)
|
131 5.70 (-8.21) |
159 6.91 (+1.21) |
175 7.61 (+0.7) |
256 11.13 (3.52) |
346
15.04(+3.91) |
193 8.77 (-6.27) |
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生する小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等、全身症状が突然現れます。併せて、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。乳幼児では急性脳症を、高齢者や免疫力が低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
インフルエンザを広げないために
マスクの着用等ふだんからの咳エチケットの励行
インフルエンザは、主に飛沫感染であるため、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。
また、症状の出ない不顕性感染や軽症の例もあります。
このため、ふだんからマスクの着用等咳エチケット((1)咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと、(2)咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること、(3)手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等)を守ることを心掛けてください。
外出後の手洗い等
流水・石けんによる手洗いは、手指など体に付いたインフルエンザウイルスを物理的に除くために有効な方法です。アルコールによる消毒も効果的です。
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50%~60%)を保つことが効果的です。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日頃から心掛けましょう。
人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行している時期は、高齢者や基礎疾患のあるかた、妊婦、疲労気味・睡眠不足のかたは、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
インフルエンザに感染したと思ったら
● 「体外診断用医薬品」として国の承認を受けた新型コロナウイルスの検査キットで陰性であることを確認し、その検査結果を持って早めに医療機関を受診しましょう。早めの対処が早い回復につながります。
●安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
●水分を十分に補給しましょう。
●同居人のいる方は、家庭内でもマスクをするようにしましょう。
外部リンク
担当名:健康保険医療課 ヘルスサポート担当(保健センター)
住所:〒351-0106 和光市広沢1-5-51 保健センター
電話番号:048-465-0311(予防接種・こころの相談・食育関係)
048-424-9128(成人の健康診断・健康づくり関係)
FAX:048-465-0557
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