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ホームページ>部署から探す>健康支援課>保健センター>朝霞地区医師会「わたしたちの健康」>わたしたちの健康2011年>わたしたちの健康2011年2月 夜間小児救急(地域医療における医師会活動)

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わたしたちの健康2011年2月 夜間小児救急(地域医療における医師会活動)

執筆者:朝霞地区医師会 勝又 大助

夜間の小児救急の現状

  小児科の閉鎖、小児科医の不足、利用者の増加により、夜間の小児救急は全国的に依然として危機的状況にあり、朝霞地区でも同様です。志木市立市民病院(以下市民病院)は当地区で中心的な役割を担っていますが、小児科医は1人週2回の当直で、平日夜間と土日祝日で年間13,000人もの患者を診療し、負担は限界を超え深刻な問題となっています。

  朝霞地区医師会では小児救急の崩壊に強い危機感を抱き、自分たちが協力できることはないかと検討しました。そして、平成20年4月、開業医の有志たちが市民病院の夜間診療の一部を手伝う試みを始めました。

医師会開業医による夜間小児救急支援

  現在、朝霞地区で小児科の診療を行っている開業医33人が支援事業に協力しています。

平日の午後8時~10時(土曜は午後7時~9時)の2時間、市民病院の小児科外来を利用して、発熱、嘔吐、下痢、喘息、インフルエンザなどのうち、帰宅可能な軽症患者の診療を行い、中等症、重症は市民病院の当直医に依頼しています。

  平成21年度の実績を紹介します。支援回数は合計242回、月平均で20回ほどです。医師会医師による診療患者数の合計は年間1,733人でした。患者数は季節や日によりかなりのバラツキがあり、10月、11月、12月はそれぞれ1日平均10.6人、12.5人、10.0人とかなり多くなりました。2時間の支援で、午後5時から午前0時の間に来院した患者のうち、32.1%を診療しました。疾患の内訳は、発熱が64.6%、嘔吐・下痢が19.9%、咳・喘息が13.8%で、じんましん、便秘、おたふくかぜ、水ぼうそうなどの受診も少なくありませんでした。

  医師会医師が診療して帰宅できた患者の割合は92.7%にのぼり、小児科の当直医に依頼した患者は全体の7.3%に過ぎませんでした。救急といっても開業医が日常でよく見る疾患が大多数で、多くは帰宅可能な軽症患者でした。

市民病院の小児科当直医からは、重症の救急患者や入院患者などの診療に専念できた、時間的余裕が生まれた、休憩を取れた、仕事をリセットすることができた等、好評を得ています。この事業は、志木市のみならず全国の医療機関で高く評価されています。

問題点と解決策

  本来、救急の対象は重症患者のはずなのですが、現実には軽症患者の受診が多く、救急というより夜間診療所化しているのが現状です。お子さんの発熱がどうしても心配で受診することはあるでしょうが、待たずにすむから、仕事で日中に受診できないからといった理由では困りますし、最近では、午前0時以降の軽症患者の増加も問題となっています。

  救急受診の判断に電話相談♯8000番の活用や、県で発行している「子どもの救急ミニガイドブック」の利用、積極的なワクチン接種で重症な病気を予防しておく(ヒブ、肺炎球菌、おたふく、水ぼうそう、麻疹風疹、インフルエンザ)などが、解決策にあげられます。

  急に小児科医の数が増えたり、救急病院が新しく建ったりすることは、現実的ではありません。夜間小児救急の崩壊を防ぐためにすぐにでもできることは、利用する皆さんに夜間の救急について理解してもらうこと、夜間の救急を適切に利用してもらうことです。

 


 昭和47年ごろから、朝霞地区医師会に寄稿いただき、朝霞・新座・和光・志木の四市広報に「わたしたちの健康」と題し、市民向けの医学情報を提供しています。

 原稿の執筆は、朝霞地区医師会に所属する開業医又は病院の、実際にこの地で日々診療にあたり、毎日患者さんと接している医師が担当しており、高齢者から若い方まで幅広い人々を対象とした内容を、理解しやすい文章でお届けするよう心がけています。皆さんの毎日の健康にお役立てください。

内容についてのお問い合わせは、朝霞地区医師会(電話048-464-4666)へご連絡ください。

お問い合わせ

担当名:市政情報課 広報担当

住所:広沢1-5 市役所3階

電話番号:048-424-9091  FAX:048-464-1328

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